中国原産の梨で、鴨が首をすくめているように見えることから、別名『鴨梨』とも呼ばれます。
戦前には輸出用の梨として位置付けられていましたが、戦後は晩生梨の増産により面積は減少の一途を辿りました。現在では岡山市雄神地区・西隆寺地区のみで栽培されており、全国でもこの地区だけで生産されているとても希少な梨ですので、岡山県外ではなかなか手に入りません。
果実の形状は西洋梨と類似していますが、果皮は赤梨に類似しており、肉質は青梨(20世紀)といった感じで、みずみずしい梨です。
香りが強く、岡山では芳香剤の代わりに楽しむ方もいらっしゃいます。本当に良い香りがするんですよ♪
10月中旬に収穫し、発送が始まる11月下旬まで冷蔵庫で保存してワインのように追熟させて香りと味を高めます。